仮設架台のボルト締結部補強

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(準備中)


Mクリープ変形

仮設架台のボルト締結部補強

M10ボルトで組み立てる仮設架台の天板に合計2000kgの荷重を掛けた時の強度を確認した。

計算モデル
   

主にボルトの締付けによって柱や梁の角パイプのボルト荷重を直接受ける部分が変形し、ボルト穴周辺部の応力が404N/mm^2と鋼材の短期許容応力(235N/mm^2)を大きく超えている。

初期仕様の応力


そこでボルト穴周辺の応力を下げるために、補強板(t3.2)を角パイプに溶接付けし、ボルトの締付けによる変形量を抑える対策1を行った。

補強板追加対策
 

補強板(t3.2) によりボルト穴周辺の応力が229N/mm^2と鋼材の短期許容応力 (235N/mm^2) 以下となった。

対策結果1

 

さらに別案として梁と柱の角パイプのボルト穴に、φ15.9×t1.6の丸パイプを“さや管”として取り付け、ボルトの締付けによる角パイプの変形を極力減らす対策2を行った。

さや管追加対策

“さや管”を取り付けることにより、角パイプの応力は99.3N/mm^2と対策1の半分以下になった

  対策結果2

角パイプをボルトで締付ける構造ではパイプが変形してボルト穴周辺が高応力になるが、ボルト周辺部に補強板を取り付けることで、ある程度応力を減らすことができる。更に応力を減らす必要がある場合、ボルト穴に丸パイプの“さや管”を取り付ける構造が非常に有効である。

 
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